前回の記事で子どもに勉強のやる気を出してもらうためには目標の設定が重要だと書きましたが、もう一つ、ベネフィットを見せることが重要だなと思いました。
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ベネフィットとは?
benefit
an advantage, improvement, or help that you get from something
出典:ロングマン現代英英辞典
僕は高校の頃英語の先生から「英単語の分は英英辞典で調べないと、その単語の本質が分からなくなるから必ず英英辞典で調べるように」と言われて、そこから英英辞典で調べる癖がついているので、今回も英英辞典で。ちなみに直訳では『利益』となりますね。英英辞典を訳すと
「何かから得る利点や改善、支援」
といったところでしょうか?こちらの方がしっくりくるのではないでしょうか?
マーケティング(ただいま勉強中…)では良く使われる言葉だと思います。モノを買うときによくメリットやデメリットはレビューなどで書かれていますが、実際のところ、顧客はその商品やサービスからどれだけの得るものがあったか、満足できたか?ということです。商品やサービスにはメリットやデメリットがあるのは当たり前ですので、それらを含めその商品やサービスにお金を払う価値があったのか?時間を費やした価値はあったのかが重要だというわけですね。
教育でのベネフィット=子供の将来像
では、教育の面でのベネフィットとはいったい何でしょう?
おそらく、WDEなどの英語教材をさせている方はネイティヴな英語をペラペラ喋っている子どもの姿でしょうし、ピアノを習わせている方は両手でピアノをバンバン弾いてる子供の姿でしょうか。どちらもうちの子の理想なのですが笑
将来像を描けずに目標設定は出来ない?
子どもが勉強したり習い事をイヤにならないためには目標を立てるということでしたが、それを目に見える形にするためにはやはり子供に理想像を見せてあげるのが効果的なんじゃないかなと思います。それは何も勉強や習い事に限らずですが…
『2月の勝者』のワンシーンから
先週終わったドラマの『2月の勝者』ですが、その中で目標設定の仕方が素晴らしいと思った話がありました。
第2話で加藤匠という生徒がいました。
彼は、勉強そっちのけでずっと塾から鉄道ばかり見ていて、テストはひどい成績でした。しかし彼は鉄道のことに関しては随分と詳しい生徒です。
『好きなことをすればいい』で終わらせない
通常なら、
「勉強はできなくてもいいから好きな鉄道のことに夢中になりなさい」
みたいな一見生徒思いなことを言ってドラマ終わりみたいな感じになりそうですが黒木先生は流石で加藤くんには鉄道の研究が出来る学校のパンフを見せることで本人に勉強のやる気を出させました。別に黒木先生が勉強しろと強制したわけでもなく、ご褒美で釣ったわけでもなく本人の好きなことが学べる学校を見せてあげることで入学後の加藤くんの理想の将来を想像させてあげることで中学受験を受けることを決意させました。
これはドラゴン桜の桜木先生の「東大へ行け」と同じですね。
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親の理想と子の理想が同じとは限らない
ただし、本人と親の理想が違うのも事実です。僕の上司世代以前は稲森和夫さんみたいな精神論的な人が好きですけど、僕らの世代以降はホリエモンとか落合陽一さんとかその辺が好きな人多いですもんね。どっちがいいかは別にして世代ギャップは確実にあるわけで、子供とコミュニケーションをとりながら子供が目指しているのは何かを掴む必要はありますね。
親は子供にゴールイメージを連想させて本人をやる気にさせてあげるのが一番大切ですね。やみくもに勉強しなさいと言っても目標がないとやはり子供は納得しないですもんね。
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