評価という名のニンジン

サラリーマンとして働いていると上司の評価を気にして仕事をしている人がほとんどだと思います。僕は出世欲があまりない人間なので人よりその辺は低いですがゼロかといわれればそうではありません。少なからずどこかで意識はしている部分はあります。

今のトレンドで部下は褒めて伸ばすというものがある。ちょうど所謂ゆとり世代が出てきたあたりから使われてたマネジメントだと思うのですが、これもどうかと僕は思います。

一時期ブームになったアドラー心理学でも褒めることは教育上あまりいいことではないと言っています。なぜなら褒めると今度は褒められたいために仕事をするからです。そうなると承認欲求を満たされようとするだけのために行動するような人間になってしまいます。アドラーは、そのような時は「ありがとう」などの感謝の意を伝えるなど勇気づけが大切だと言っています。

学校から続く賞罰教育

近頃思うのは学校と会社の仕組みはよく似ているということ。そりゃあ、義務教育が従順なサラリーマンを育成する教育のために作られたというならそりゃ似ないとおかしいですよね。笑

学校でも勉強が出来たら親や先生に褒めて貰え、テストの点数が悪かったら怒られる。

これを仕事に置き換えると、仕事で成功すれば上司に褒められ(評価も高い)、失敗すれば怒られる(評価ダウン)てことで仕組みは同じですね。

評価されるのがすごいのか?

うちは小売業なので、昨年はコロナ禍で売り上げが大幅に伸びた業界でした。ただし、今年はその裏返しになるので厳しくなっています。厳しくなると当然業績評価は悪いので他のことでポイントを取りに行こうとします。

昨日もミーティングで上司が今年は厳しいから他のことで結果を出さないと評価はもらえませんと言ってました。

上司の言ってることはサラリーマンとしては何一つ間違えてないと思います。賢明な判断です。ただ僕はちょっと白けてしまいました。

会社の本来の役目は社会貢献と利益の確保にあると思います。特に利益が取れないと倒産して従業員を路頭に迷わせてしまいますし…そこから背を向けて別の方向に走り出してるあたり、大企業の良くない部分が出てるなぁと言う感想です。しかし、これも賞罰教育をずーっとやってきたから自然なことなんですよね。

過度に褒めず叱らず

子供たちが大きくなった頃はもう今の働き方は大分無くなってると思うけど現代版・奴隷制度のサラリーマン思想にならないためには

・褒めすぎず

・怒りすぎず

かなと思います。これ、めちゃくちゃ難しいですよね。僕もついつい怒ったりすることがありますけど多分子供らは

「怒られるからやめとこ(やっとこ)」

とか

「ご褒美があるから勉強頑張ろ」

となってる感じもあります…最近ではDWEやスマイルゼミとかは自主的にやってますが他はまだやらされ感があるので、何事も目的意識を持たせないと上司の評価を餌に働かされるサラリーマンになってしまいますしね…親や先生の顔色見て行動する子にはならないように頑張らないと…


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